2012-01-01から1年間の記事一覧

日々を泳ぐ

近ごろは朝晩も冷えて、夜に鳴く虫の声も変わってきました。 5時も過ぎれば日も暮れて、電気をつけなくては手元が薄暗い季節です。 とはいえこの窓から見える夜空はいつでもうすら赤く、 眠らない街・東京は、その名の通り今晩も輝き続けるのです。 めまぐる…

リラクゼーションあづち

日頃お世話になっている方の営業しているマッサージ店のHPを制作しました。 「リラクゼーションあづち」(飯能・川寺) http://aduchi.web.fc2.com/ コーディングとかはいろいろ友人に手伝ってもらいましたが。 病院とか接骨院とか整体とか、とにかくそう言…

暮らしの音

この部屋に引っ越してきて、早3週間が過ぎた 閑静な住宅街にあるこの部屋では、夜になると自分の足音も何となく気になる 仕事を終えて帰ってくると 待っているのは湿っぽいこもった空気と電化製品の音 私が越してきてから一週間後 隣の部屋に人が入った ここ…

厳しさの効力

わたしは母がどうも苦手だった ずっと同じ家に住んでいながら、どうにも苦手だった わたしの周りでは、母は厳しいことで名が通っているし、 実際、多くの人から恐れられている 子どもの頃、わたしにとって母は脅威であり、絶対権力者だった そんな母と、ここ…

見えない十人の支持者

昨日、自主映画をやっている人と、ものづくりについて5時間くらい話し込んだ。 「とにかくこいつらを全員黙らせたい」と、 その人はとある映画の専門学校のチラシを片手に、つくろうとしている映画の話を熱っぽく語った。 その姿はとてもまぶしかった。 た…

陰を慈しむこと

谷崎潤一郎の『陰影礼賛』を読んで、 ひさしぶりに胸を締め付けられる感覚を覚えた。 日本はもともと陰の文化である、 というのがこの本のおおまかな内容になるわけだが、 この陰というものを大切にする、 陰を愛でる、というその感覚がとても染み入った。 …