2014-01-01から1年間の記事一覧

再出発

今日、ひとつの仕事が終わった。 去年の10月1日、ドキドキしながら憧れの場所に足を踏み入れたことを思い出す。 それから一年が経ち、週明けには新しい班での仕事が始まる。 そんな節目の時を迎え、再出発を前にして、初心を思い出してみる。これは一年半前…

来るべき時

来るべき時というものを最近強く感じている。東京に越してきてから2年が過ぎた。引っ越してきた当時、「行きつけの店」を持ってみたいと思っていたが、なかなか薄暗いバーに1人で入る勇気もなく、また自分で飲みに出かけてゆくお金もなかった。そうして1…

本物にするために

自分にとって向いていることって何だろう。 本当は何がしたいのだろう。 今の仕事もあとひと月となって、周りは次の仕事の話をし始めた。わたしはまだ何も決まっていない。自分から営業をかける人脈はなく、直接声をかけてもらえるほどのキャリアもない。ま…

深夜タクシーの窓から

タクシーがゆっくり旋回し、 オレンジの光をなぞりながら料金所へと向かう。窓に映っては後ろへと流れてゆく光を見ながら、 吸い込まれるようにシートに沈んでゆく。この光景が、いつもの光景になっているこの頃。 それほど自覚はなかったのだけれど体は実に…

突風の吹き抜けたあと

もうすっかり季節は春になったけれどそのもう少し前の、早春といわれる季節がいちばん好きである。 朝と晩がまだ少し肌寒く、あたたかい日差しの中にも突風が吹き荒れるような、あの季節が一番好きだ。 冬の間、息をひそめていたものたちが目を開け新しい季…